【森里インタビュー番外編】No Farms No Future 宇都宮大学農学部農業経済学科 西山研究室
みなさん、こんにちは。森と里のつながるマルシェです。
オンラインマルシェも今日まで...。(すでに購入していただいた方ありがとうございます!まだの方はお早めに!)
最終日の今日はインタビュー番外編!
全6回のインタビュー記事を担当させていただいた、私たち西山研究室についてご紹介します。
農業経済学って何ですか?
私たちの研究室の前に農業経済学のお話を。「農業経済学」と聞いて皆さんどんなイメージをもつでしょうか?(初めて聞いた!という方もいるかと思います。恥ずかしながら私も大学入学まではどんなことやっているのかよくわかっていませんでした…)農業×経済…「お金持ちの農家さんを増やすための学問?」確かにその側面もあります。が、それだけが専門ではありません。持続的な社会、食料自給率、教育、女性の参画…多岐にわたる問題を農業の視点で考えています。
2018年度、日本のカロリーベースの食料自給率は37%。先進国の中では最も低いレベルです。とはいえ、規模が大きすぎて、なかなか自分事に捉えることが難しいのもまた事実。
身近な問題として考えるためにはどうしたらよいのか。私たちは、自治体ごとの自給率の算出に取り組みました。対象は宇都宮市。1週間に購入した野菜の産地に関するアンケート調査を実施しました(2017年)。結果、同市の野菜の自給率は48%。周辺地域(農村含む)で生産されたものも含めると地域自給率は60%にも上りました。
‘‘農業のないところに未来はない‘‘
‘‘No Farms No Future‘‘ ‘‘農業のないところに未来はない‘‘西山研究室の合言葉です。
この合言葉のもと、私たちはライフスタイル農業の重要性を発信しています。
「ライフスタイル農業」とは以下の3点を指しています。
①家族労働をベースとした農業
②環境に負荷を与えない農業
③地域の自給に結び付く農業
地域の食をみつめなおす。ひとりひとりがいつもより少しだけ、産地や農村を意識する。豊かで持続的な社会へのはじめの一歩、食と農を通じて一緒に踏み出してみませんか?
ライフスタイル農業発信中!ステッカー配布中!
ライフスタイル農業を発信する。そのために、研究室のメンバーは文献や統計、聞き取りを基に問題を分析するのはもちろんのこと、ライフスタイル農業の実践現場へ足へ運び、研究をおこなっています。
また忘れてはならないのはオリジナルのステッカー。‘‘No Farms No Future‘‘を広めるためにオリジナルステッカーを作成しています。
今回商品と一緒に同封しております。車やパソコンなど思い思いのところに貼っていただけると嬉しいです。
ライフスタイル農業に目を向けるきっかけになっていたら幸いです。
(文・構成:菊池)
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morisato-m.jimdofree.com
開催期間:6/26(土)~7/10(土)