【森里インタビュー】想いをつなげる、想いがつながる 「空土ファーム」松原さん【2021秋編⑥】
今回から新しく「森と里のつながるマルシェ」実行委員に関わらせていただく宇都宮大学西山ゼミの3年生3名が執筆いたします!!どうぞよろしくお願いいたします。
松原さんへのインタビュー第二弾!
今回は宇都宮大学の三年生、小林、鈴木、林の3人による初インタビュー記事です!前回のインタビューの記事はこちら!
morimaru2014.hatenablog.com
続く食育をめざして
松原さんは埼玉県での有機農家研修後、福祉作業所で1年間ハンディキャップのある方々と有機農業スタッフとして交流しました。この経験が松原さんの食育活動の原点です。「子どもたちは楽しくなければすぐに飽きてしまう、ハンディキャップのある方や引きこもりの方たちも週に1回かもしれない貴重な外出が楽しくなかったら苦しいよね。」異なる年齢や環境でも飽きずに農業の楽しさを感じてもらうために松原さんは2つのことを心がけています。それは「アプローチの仕方を変えること」と「松原さん自身が楽しむこと」です。畑作業だけでなく調理したり軽トラックの荷台に登ってみたりと視点を変えることでまた参加したいと思わせる工夫をしています。実際に小学生を対象にしたポップコーンの栽培では収穫した種のいくつかを来年の児童のために残し、残りを最後に調理して参加児童で食べることで食のありがたみと農業を後世に繋げる昔からの生命システムを学ぶことができました。また、松原さん自身も楽しむことで食育活動を行うモチベーションとしています。
聞き手:宇都宮大学西山ゼミ3年 小林
“生かされていること”に感謝して
私は、松原さんに「森と里のつながるマルシェにかける思い」について伺いました。
松原さんは森と里のつながるマルシェ準備会発足当初(2014年)から関わっている方のお1人です。その3年前の2011年は東日本大震災があった年です。震災を経験し自分達の生活がガスや化石燃料に頼りきりであることを痛感し、本当にこのままで良いのかと考えるきっかけになったといいます。松原さんは“自分達は今、生かされているんだ”ということを実感し、自分自身・一日一日を大切に、生かされている自分にできることをして、その感謝を伝えていきたいという思いがあるそうです。
松原さんは、茂木町の継承されてきた里山文化、食・生命の繋がり、人と人との繋がりをマルシェを通して皆さんにこれからも伝えていきます。
聞き手:宇都宮大学西山ゼミ3年 鈴木
松原さんが今大切にしていること
松原さんがこの活動をする上で何を大切にしているのか、この内容について私の中で特に印象深く残ったので、感想がてら今一度執筆させていただきます。
まず「自分の命を大切に大切に生きる」をモットーに日々生活しているということ。
東日本大震災をきっかけに始めたマルシェの活動。「亡くなられた方の分まで大切に生きたい。その日その日を大切に、何か一つでもできることをしたい」と目頭を熱くしておっしゃられる姿に私も目頭が熱くなりました。
「自分ができることはどんどん受け入れて、自分にできることは出し惜しみしない。」その気持ちの根底には社会を良くしたい、幸せや笑顔を増やしたいという想いと、その日その日で何か一つでもできることをしたいという強い信念があります。
また「生かしてもらっていることに感謝すること」が大切であるともおっしゃいました。
農地も里山も文化も、前の人がいて今がある。そのことを伝えていきたいと。そのために小学校では、「作り、食べるまで」ではなく「作り、食べ、全部食べないで、次の学年の生徒たちのために種を残す」ここまで考え、「つないでいく」ことを大切にしています。
こうした松原さんの想いを「つないでいく」ために、私たちも「出し惜しみすることなく、自分にできることをどんどん受け入れていく」姿勢でありたいと思います。
聞き手:宇都宮大学西山ゼミ3年 林
(編集小林 撮影山田)
★オンラインマルシェ開催期間:10/23(土)~11/7(日)・発送:11/12(金)を予定
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